作品について
カラーインク・作品について
「カラーインク」は、永田が表現しようとする作品世界に最も適した画材です。褪色しやすいという大きな弱点を持っているにも関わらず、その透明度の高さと発色の美しさに惹かれて、画業40年を迎える今日まで変わらず描いてきました。
展覧会会場では照明を落とさざるを得ず、本来のなめらかな鮮やかさをなかなかご覧いただけませんが、そのハンディを補って余りある魅力を放つ画材です。また、高い技術を要する扱いの難しさが、画家のチャレンジ精神をかきたて続けています。
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タブロー・作品について
美術館での展覧会の会期が長期になるにつれ、強い画材での制作が長年の課題でしたが、近年カラーインクに似た液体性のアクリル画材が開発されたことで、画材転換が実現しました。
今では様々なアクリル画材を取り入れて、カラーインクとはまた異なる魅力を持つ力強い作品次々に生まれています。
展覧会では、これまでのカラーインク作品、絹絵、絵本原画と共に展示に加えられ、一人の作家から発信されるバラエティに富んだ表現の数々を楽しんでいただくことが出来ます。また、美術館展だけでなく画廊での個展もスタートし、これまでは版画等の複製でしかお求めいただけなかった永田作品のオリジナル販売のご案内が可能になりました。
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絹絵・作品について
カラーインクやアクリル画材を使った作品とは別に、日本ならではの伝統的な画材による作品も誕生しています。着物や帯地に使われるしっとりとした絹地に染料で描くこの手法を、画家自ら「絹絵」と名付けて、複雑な作業工程や時間の使い方を楽しんでいます。
豊かな感触を持つ絹地と、艶やかでなめらかな色彩の美しさに目を留める人も多く、作品展や画廊でも人気の描画となりました。
2007年のフランス展では全点絹絵で出展し、自国の伝統に根ざしたオリジナル性の高い作品世界が高く評価されました。
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